全日本青少年育成アドバイザー連合会とは

全日本青少年育成アドバイザー連合会

青少年育成アドバイザーは、青少年育成活動の分野において専門的知識及び経験を有する青少年育成指導者で、(旧)社団法人青少年育成国民会議が昭和 53 年から平成20年までの「青少年指導者のための通信教育」で、一定の課程を経て認定した方々です。全国で4,039 名程の方々が認定され、全国各地において青少年の健全育成や多様な地域活動に参画しています。 

 全日本青少年育成アドバイザー連合会は都道府県青少年育成アドバイザー会をまとめる全国組織で平成9年 9 月に発足し現在、会員数は 1,300 名。事業として青少年育成課題の全国研究集会や青少年育成アドバイザー養成を行っています。

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「ありがとう1日100回運動を提唱しています。

 

 「ありがとう一日100回運動」推進趣意書

私たち全日本青少年育成アドバイザー連合会は、次代を担う青少年の育成は大人の責任であり、国家・社会の使命であるとの考えから「大人が変わればこどもも変わる」を合言葉に「地域のこどもは地域で育てる」運動を続けてきました。

そんな中で、大人の生活を省みて、気がつきました。私たちは一日に心からの「ありがとう」を何回言っているのでしょう?

サービス業の方をはじめ、職業的に言っている場合を除き、日常生活の中で、心からの感謝の言葉を、どのくらい使っているのでしょう。

個人が尊重される民主主義と豊かな経済社会の中で、いつしか自分中心の生活が身に浸み込んで、自分の思うようにならないと、不平不満を言ってしまっているのではないでしょうか。

自己主張をするあまりに、自分が悪いのではなく、相手や社会が悪いと思っているのではないでしょうか。あまりにも自分勝手に生きているのではないでしょうか。

人間は一人で生きているのでは無く、家族は勿論のこと、職場や地域社会の人々がいないと生きていけないのに、いつしかこのことを忘れ去ってしまっているように思います。

そればかりか、大自然の恵みを受けて私たちの命が生れ、保たれていることさえ忘れてしまい、これらへの感謝の心も無くして、破壊しているのではないでしょうか。

私たちは、現代社会にある様々な不幸の根源は、感謝の心を失ってしまったことにあるのではないかと考えています。

家族や友達、さらに自分を育て、教え導いてくれる周囲の人たちを敬愛し、天・地・人の惠に感謝し、日常生活の中で、心から「ありがとう」と感謝の言葉が溢れるようになれば、心身ともに健全な青少年の育成が図られ、全ての人が明るく幸福に暮らせる社会が実現すると確信しています。

家庭で、子どもに・父母に・祖父母に、心からの「ありがとう」が言えたら何と幸せな家族となるでしょう。地域で、隣人に、心からの「ありがとう」が言える社会になれば、笑顔が溢れてくるでしょう。

そのため、先ず私たち大人が、心からの「ありがとう」を言える自分に変わるため「ありがとう一日100回運動」を提唱し推進する決意をいたしました。

一日に100回、心からの「ありがとう」が言える自分になれたら、何と幸せでしょう。

この趣旨に賛同いただき、私たちと一緒にこの運動を推進いただくことを願い、「ありがとう一日100回運動」を提唱します。

全日本青少年育成アドバイザー連合会

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子どもが伸びるチャンスを活かす活動を推進します

「子どもが伸びるチャンスを活かそう」運動の趣意書

(この運動を提唱するに至った経過)

私達はかねてから、健全な青少年を育成しようと「伸びよう 伸ばそう 青少年」をスローガンに、子どもの成長に家庭が重要な役割を担っていることから「家庭の日」を設定してその啓発に取り組んできました。また、地域の子どもは地域で育てようと、大人が自ら姿勢を正すための「大人が変われば 子どもも変わる運動」や子ども達に関心を強く持って、挨拶・声掛けを中心にした「地域のおじさん・おばさん運動」を推進してきました。

しかし、長年これらの運動を続けるうちに新鮮さを欠き、マンネリ化してきたために、県民運動発足50周年を迎えるにあたり、運動の経過を振り返り、反省をしながら見直しを行い、これらの運動を土台にした、新しい運動を展開する必要があるとの考えに至りました。

その結果、従来の運動は、大人が中心であったため、子どもが本来持っている「自ら伸びようとする力」を信頼し、それを引き出すサポートを大人(親や保護者ほか)がする、という子供を中心に据えた発想が大切である、との視点に欠けていることに気が付きました。

そのため、「家庭の日」や「地域での活動」を土台にしながら、子どもの成長発達に応じて、子どもが本来持っている「伸びようとする力」引き出すため、「チャンスを活かす」運動を、新しく県民運動として提唱・推進することが望ましいと考えました。

 

(趣旨の説明)

子どもは、生まれながらに、自ら健やかに成長しようとする、伸びる力」を持っています。誕生した時から、日々自ら生きようとする力を発揮しながら成長していますが、その成長のタイミング毎に発達課題があります。その課題を乗り越える為には、その成長の時期・タイミングに合った、親や保護者、周囲の大人の理解と適切な手助け(支援)が必要となります。つまり「子どもが伸びるチャンスを活かす」ことです。

正に「啐啄同時」(そったくどうじ)が重要です。(「啐」は鶏の卵がかえる時、殻の中で雛がつつく音。「啄」は母鶏が、殻を外からつつき破ること。この双方が同時にタイミングよく行われて、雛が誕生すること。)ちなみに、乳児期には「基礎的信頼感」を身に付けることが課題を云われ、乳児が「安心」した状況のなかで育つことが最も大切とされています。幼児期には「自立感」を身に付ける事が重要とされており、この自立感は基礎的信頼感の上に培われていくものとされています。乳児期に不安感を持って成長していくと、幼児期に自立感を獲得することは難しくなると云われます。このように、児童期・少年期・青年期にも発達課題があり、その都度、適切に乗り越えていくことが大切です

この、自ら伸びようとする成長のタイミングが、「伸びるチャンス」であり、このチャンスを活かして、発達課題を円滑に乗り越えるために、親や保護者、周囲の大人が適切に関わり合って、子ども達の健やかな成長を手助けしていこうとするのがこの運動です。

 

(標語~スローガン)

社会の一員として 逞しく生きる力を 育てるために

「子どもが 伸びるチャンスを 活かそう」~家庭で地域で住んでる町で~

 

(要旨)

このスローガンは、子どもに寄り添いながら、いつも一緒に「家庭で役割を!地域に出番を!住んでる町で輝く機会を!」つくることをめざしています。

 

・家庭では、幼児期に「手伝い」を、少年期・青年期には「役割」をもとう(もたせよう)

 

・地域では、季節行事・民俗行事に参画する機会を増やし、地域の大人とのふれあう機会を増やそう

 

・青少年の育成を中心に据えた地域づくりを提唱しよう

 

・まちでは、子ども達が輝く機会~ある意味で注目され、感動する機会をつくろう~こどもまつり・こども議会・町の行事に参加など・・青少年の育成を中心に据えた町づくりを提唱しよう

 

(具体的な内容)

1)家庭の中で~家族の一員としての自覚を高めるために・・・進んで自分の役割を持とう・・・

 

① 手伝い運動~幼児期には子どもと一緒に作業をし、成長につれて子供に家族の一

員としての役割を持たせよう

・・子どもと一緒に〇〇しよう・・

(例)・食事をしよう~

・掃除をしよう~玄関の掃除や履物揃え。風呂・トイレ・部屋の掃除

・炊事の手伝い~食卓に準備・食器洗い(せめて自分のものでも)・ご飯やおかずつくり・

・洗濯をしよう~

・家業の手伝い~

・外出をしよう~食事・スポーツ・ドライブ・旅行など

・自分の事は自分でしよう

 

② あいさつ運動~あいさつは心をつなぐ第一歩~大人も必ず(コダマで~オウム返しで)返事をしよう

・朝起きて~おはよう(おはよう)

・ご飯の時~いただきます・・食材の全てに命があります。「貴方の命を頂いて、私の命に変えさせて頂きます」(はい、どうぞ)・・ご馳走さま(どういたしまして)

・家を出る時~行ってきます。(行ってらっしゃい)

帰った時~ただいま(お帰りなさい)

・夜眠る時~おやすみなさい(おやすみなさい)

 

③ 「ありがとう一日100 回運動」の提唱と推進(趣意書は別紙のとおり)

 

④ 「家庭の日」運動の見直し作業の開始~家庭の役割や生活の有り方を話しあおうこれらの取り組みにより

 

1. 親子の関係が深まり絆が強くなります。

 

2. 自分でできる力が備わり、自立心が育ちます。

 

3. 他人を思いやる心、優しい心が育ちます。

 

2)地域の中で~地域住民の一人としての自覚を高めるために・・・・・住んでる地域で、進んで出番をつくろう・・・

 

①地域行事の中で 子どもの出番(役割・輝く場所)をつくろう

・季節行事に~お正月、どんどさん、ひな祭り、春祭り、子どもの日、七夕まつり、夏祭り(お盆など)、運動会、秋祭り、

・地域活動に~清掃活動(環境美化、廃品回収ほか)

・伝統芸能、文化の伝承に~踊り・太鼓・神楽・その他

 

②あいさつ運動~あいさつは心をつなぐ第一歩~(前述のとおり)

 

③「ありがとう一日100 回運動」の提唱と推進~(前述のとおり)

 

④来た時よりも美しく~後から来る人のために

・公共施設を利用する時、履物を揃える・挨拶をする・そして「来た時よりも美しくして帰る・・後から来る人の為に」

これらの取り組みにより

 

1.友達と力を合わせることの大切さを体感します。

 

2.自主性・自発性が育ちます。

 

3.社会性・協調性が育ちます。

 

3)町(社会)の中で~町(社会)の一員としての自覚を高めるために・・・・・住んでる町で 輝く チャンスを 増やそう・・・

 

① 町の行事の中に~・こども祭り(フェスティバル)・各種の町の行事に参加できる場所をつくろう・子ども議会

 

② あいさつ運動~あいさつは心をつなぐ第一歩~大人も必ず返事をしよう

 

③「ありがとう一日100 回運動」の提唱と推進

 

④来た時よりも美しく~後から来る人のために

 

⑤交通ルールを守ろう

 

⑥環境の美化運動・エコ(省エネ)運動

 

全日本青少年育成アドバイザー連合会

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